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ビットコインのアノマリーは通用するのか?2025年末に備える。

ビットコインのアノマリー

現在(2025年9月)はこの話をするのにちょうとよい時期なので、記事にしようと思いました。

この記事は「アノマリー」という根拠がないものをベースにして個人が勝手に推察や予想していることに注意が必要です。

ビットコインは約4年の周期で価格が変動しています。

理由として考えられるのは約4年ごとに到来するビットコインの「半減期」と呼ばれるものですが、半減期とビットコインの価格には明確な因果関係は認められていません。

半減期とは、マイニングによって新しく発行されるビットコインの量が半分になるイベントです。マイニングの報酬である「ブロック報酬」が半減するため、供給量が減少し、価格に影響を与える可能性があると言われています。

因果関係は明らかになっていませんが、実際にビットコインの価格は約4年周期で動いているため、この動きに乗って投資する戦略が有効と考えています。

 

ビットコインの過去の高値/安値の実績

それでは、これまでのビットコインの高値と安値はいつだったのか表にまとめました。

<ビットコイン/アメリカドルの高値/安値>

サイクル最安値事前高値最高値
前々々回2013/04/092013/11/29
前々回2015/01/15なし2017/12/16
前回2018/12/152021/04/132021/11/08
今回2022/11/212025/01/21 or 2025/05/222025/11, 12ごろ(予想)
次回2026/11, 12ごろ(予想)

ビットコインは最高値をつける数か月前に高値をつけることがあるので、それも記載しました。

この表を見ると、2025年末ごろに最高値をつけて、2026年末ごろ最安値をつける可能性があることが予想できます。

BTC/JPY月足チャート

 

イーサリアム・ライトコイン・リップルの過去の高値/安値

投資戦略を考えるため、アルトコインであるイーサリアム、ライトコイン、リップルについても過去の高値と安値を表にまとめてみました。
 

<イーサリアム/アメリカドルの高値/安値>

サイクル最安値事前高値最高値
前々回2017/06/132018/01/13
前回2018/12/182021/05/112021/11/08
今回2022/06/18 or 2022/11/092024/03/11 or 2024/12/242025/11, 12ごろ(予想)
次回2026/11, 12ごろ(予想)


<ライトコイン/アメリカドルの高値/安値>

サイクル最安値最高値
前々回2017/12
前回2018/122021/05
今回2022/062025/05~12ごろ(予想)
次回2026/06~12ごろ(予想)

ライトコインには事前高値の傾向が見えなかったので記載していません。
 

<リップル/アメリカドルの高値/安値>

サイクル最安値上昇開始最高値
前回2020/11/132021/04/14
今回2022/06/182024/11/142025/07/21
次回2026/06ごろ(予想)

リップルは上昇開始時点がよく分かるのでその項目にしました。
 
 

主要仮想通貨の過去の高値/安値の実績から分かること

上記の表でまとめた結果から以下のことが予想できます。

<今後の値動きの予想>

  1. ビットコインは2025年12月末に向けて最高値をつけ、2026年12月末に向けて下落する。
  2. イーサリアムもビットコインと同じく、は2025年12月末に向けて最高値をつけ、2026年12月末に向けて下落する。
  3. ライトコインは既に2025年中に最高値をつけた可能性があり、2026年後半に向けて下落する。
  4. リップルは既に2025年7月に最高値をつけており、2026年中盤に向けて下落する。

この予想をもとに投資戦略を考えます。

主要仮想通貨の投資戦略(2025年末~2026年末)

主要仮想通貨の過去の高値/安値の実績から以下の投資戦略を考えています。

  • ビットコインは2025年末に向けて現保有資産の何割を手仕舞うか決め、年末に向けて何回かに分けて手仕舞う。2026年末に買い戻す。
  • イーサリアムもビットコインと同じく、2025年末に向けて現保有資産の何割を手仕舞うか決め、年末に向けて何回かに分けて手仕舞う。2026年末に買い戻す。
  • ライトコインは既に最高値をつけた可能性があるため、現保有資産の何割を手仕舞うか決め、早めに何回かに分けて手仕舞う。2026年後半に買い戻す。
  • リップルは既に最高値をつけたと判断し、現保有資産をすぐに手仕舞う。2026年中盤に買い戻す。

次にこの投資戦略のリスクを考えます。

主要仮想通貨投資戦略のリスク(2025年末~2026年末)

アノマリーの崩壊(2026年も価格が上昇し続ける)

最高値に近いと考えて手仕舞っても、想定通り価格が下がらずに2026年以降も上昇し続ける可能性があります。その可能性も踏まえて、現保有資産を何割手仕舞うかが重要です。

長期的な下落(2027年以降も価格が下落し続ける)

2026年に買い戻しても更に下落する可能性があります。過剰に購入しないように何回かに分けて買い戻すことが重要です。下落し続けても前年に利益になった分を溶かさない程度の買い戻しにします。

税制上の注意点(総合課税で税金を払うことになる)

仮想通貨の利益は総合課税ですが、FXと同じように申告分離課税になる議論がされています。申告分離課税は20.315%ですので、仮想通貨を今年手仕舞うと高い税金を払うことになる可能性があります。

主要仮想通貨投資戦略の心の安定(2025年末~2026年末)

ビットコインをはじめとする主要仮想通貨のアノマリーは強いものがあります。それを踏まえて以下のように考えます。

心の安定メモ

  • このアノマリーに乗って投資することは勝率の高いものに賭けていると信じることです。
  • 上がってもよし、下がってもよし、と考えらえれるぐらいの現保有資産だけ手仕舞うことです。
  • 手仕舞った後に価格が上昇しても、保有資産として残した分に利益が出ていると考えて喜ぶことです。
  • 手仕舞った後に価格が上昇したら、手仕舞った分を金や米国債券に投資すればよいのです。
  • 買い戻した後に価格が下落しても、高値で売った分を安値で買い戻しているのです。投資としては成功です。
  • 税金は国家や社会への貢献です。

このように考えれば、心穏やかに投資することができるでしょう。

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